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何か新しいことをはじめなければ、という焦りにも似た気持ちを抱え続けていた20代。
ですが30歳になってみて、「つづけること」に対する気持ちがどんどん膨らんでいることを感じます。事実、ここ数年は自分の中で大切なものが明確になり(aruという場所もその中のひとつです)、はじめたことに対して、それを守るための強さを身につける努力をしているなあ、という感覚があります。
『たやさない』は、「つづける」をテーマに、建築や出版、カフェなどさまざまなジャンルで活動する方々が寄稿した文章で構成されているリトルプレスです。
”始めるのは容易く、つづけることこそ難しい。何度も聞いたことばだ。”
冒頭にあるこの一文。たしかに私にとっても、何度も聞いたことのあることばです。でも、何度も何度も聞く機会があるくらい、「つづける」とは、多くの人たちにとって容易くないことなのだと思います。
つづけるために、たやさないために。いろんな方々の「つづける」話から、そのヒントが見えてくるはず。
つづけることに興味がある方、何かをはじめたばかりの方などにおすすめしたい一冊です。
書き手
●ZINE『BEACON』編集・石垣彗
●本と文学めしAndbooks・大谷正世
●建築家・杉山由香
●アフリカドッグス・中須俊治
●烽火書房・嶋田翔伍
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編集:嶋田翔伍
発行所:hoka books
サイズ:105mm × 148mm、並製本
ページ数:80ページ
発行年月:2022/5/20