


日本文教出版の創立15周年記念事業の一環として、1964年より創刊されている「岡山文庫」。2021年までになんと324巻(!)が発行されており、岡山県の文化や自然、人物など、あらゆる分野が取り上げられています。
岡山文庫は、コンパクトながらもボリュームたっぷりで、学びが深い。文章にも味があります。岡山の方も、そうじゃない方もきっと楽しんでいただけるシリーズです。
『岡山の酒』は、その名の通り、岡山県の酒造り(日本酒)についてまとめた一冊。
── 岡山県には「備中杜氏」とよばれる集団が古くからあり、技術的に優秀なことは、天下に定評がある。(P10より)
酒造りの工程の説明のほかに、「酒と唄」(今でいう、コールのようなもの?笑)についての紹介もあったりして、酒に関するあれやこれやが学べてパラパラ読んでいるととてもたのしいです。
日本酒がお好きな方はぜひ。