


日本文教出版の創立15周年記念事業の一環として、1964年より創刊されている「岡山文庫」。2021年までになんと324巻(!)が発行されており、岡山県の文化や自然、人物など、あらゆる分野が取り上げられています。
岡山文庫は、コンパクトながらもボリュームたっぷりで、学びが深い。文章にも味があります。岡山の方も、そうじゃない方もきっと楽しんでいただけるシリーズです。
『岡山の路上観察』は、言葉の通り岡山での路上観察の様子を一冊にまとめた本。
通常は見過ごされてしまう建築物や看板、マンホールなどを観察・収集の対象とする路上観察。「そんなところに目をつけるの?」「そんなもの、よく見つけたな……」と、くすりと笑ってしまいます。
赤瀬川原平さんの『路上観察入門』と併せて読むと、街歩きがもっと楽しくなることまちがいなし。
自分の住む街をもっと好きになりたい人、街歩きが好きな人におすすめの一冊です。
※表紙に歪みあり