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常識のない喫茶店

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「ある日、嫌いだった常連の訃報を聞いたとき爆笑した。わたしにはそういうところがある。」 そんな強烈な一行から始まる、とある喫茶店の(元)店員・僕のマリさんによる仕事や暮らしについてのエッセイ。 お客さまだからと言って、何をしてもいいわけではない。お客様の心地よさと引き換えに、スタッフが不幸になってはいけない。 身をもって体感したことだからこそ伝わる言葉の重みがこの本には詰まっていて、「おかしいことはおかしい」と伝えるお店の姿勢にとても励まされる。さらには文章がユニークなので、クスッと笑いながらサクサクと読み進められる。 私もaruを営む中で、世の常識にとらわれず、毎日の目の前で起こるできごとに真摯に向き合っていこうと勇気をもらえた一冊です。 ========= 発行:柏書房 サイズ:四六判 ページ数:176ページ  発行年月:2021/09/10

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