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SAPERE ROMANTIKA(サペレ ロマンティカ)

1,980円

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翻訳者・詩人である高田怜央さんの第一詩集。 高田さんは詩を作られるとき、英語と日本語の両方を同時に作られるのだそう。同じ詩の英訳と日本語訳が交互に並ぶことで、「この詩は英語になると(あるいは日本語になると)こうなるのか」と、意味だけではなく響きやリズムにまで深く思いを馳せ、味わえる。この詩集を読んでいると、言葉は意味を理解するためのものだけではなく「感じる」ものなのだ、としみじみ思います。 高田さんは翻訳者として、ヴィム・ヴェンダース監督「Perfect Days」の日本語訳なども担当。翻訳者として映画、CMなどの翻訳に携わりながら、近年では詩作をはじめエッセイなどの執筆活動も行われています。 サーモンピンクとグレーの配色が際立つ装丁もうつくしく、手元においておきたくなる一冊です。 “ふと、「舌」があることに気がつく。よくよく考えてみると、なんだか神秘的な器官。ピンク色で、柔らかく、濡れていて、あるときは隠され、あるときは見える。私たちは、組織をあらわにするヒトデとそんなに変わらないのかもしれない。ともあれ、私たちは舌を使い、食べ、舐め、飲み込む。私とあなたのことになると、まだまだある。ふたりは真夜中にキスをして、世界につられて歌を歌う。まったく同じ、舌という器官で。それは、来る日も来る日も出会う、<私ではないもの>に私を触れさせる。そのうえ私たちは、私たちをどこかへ運ぶために、舌先の放つ言葉に命さえものせる。 舌は、ロマンスの神様だから。持って生まれてよかったと思う。そしてあなたも、そうやって生まれてきたね。宴の人生を送ろう。” ──「まえがき」より ========= 発行:paper company サイズ:173x105 mm ページ数:72p 発行年月:2023/8/1

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