店内でお客さまの「クスクス」という笑い声が聞こえたら、ほぼ100%この本が原因です。
日本国内の、思わず突っ込みたくなる「隙ある風景」を見つけてはシャッターに収め、それらにおもしろおかしなキャッチコピーをつけたこの写真集。
私とこの本の出会いは数年前、長野の藤原印刷さんを見学させてもらった時のことでした。まず、ダンボールで作られたその装丁が独特すぎて手に取ること必至。中を開けば思わず笑っちゃうんだけど、そこにはいろんな人の人生が宿っていて、思わず哀愁を感じてしまう。
この本を作った人に会ってみたいと、TOKYO VOICEというウェブメディアで著者の日下慶太さんにも取材させてもらった時のこと。
「ルーザーに優しくありたいんよね。僕もそうやから」
「ちょっとした哀しさや滑稽さ……そういうのを含んだ愛を持ってツッコミをしてる感じです」
そう言われて、なんだかすごくしっくりきました。おもしろいんだけれど、そこには作者である日下さん自身の哀愁や愛の眼差しが含まれていて。写真には撮る人の人生も宿るんだなぁとあらためて思わせてくれる写真集でした。
インタビューはこちらから。
https://tokyo-voice.jp/articles/keitata-suki/
自分の人生に笑いのパワーを借りたい時にぜひ。全国中からダンボールを集め、一点一点オーダーメイドで作られたという本の装丁も必見です。
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著者:中村暁野
出版社: アノニマ・スタジオ
サイズ:240 × 235 × 30 mm、ハードカバー
ページ数:192ページ
発行年月:2020
※こちらの商品の表紙は一点ものです。オンラインでご購入の際は、ランダムにて発送させていただきます。